阿寺渓谷


長野県大桑村に、とても水のきれいな、渓流があります。
都会の雑踏を、離れてあたまのなかを、真っ白にしたい、そんな方にお勧めです。


国道19号をはなれて、わずか5分。鉄橋の上に枕木を置き、遊歩道に整備された橋がありました。
上に立って川を、眺めると、思わず両手をあげて深呼吸してしまいます。
下をみると、以外に高く、すいこまれそう。
木曽路といえば檜。
山から切り出された、原木が路肩においてありました。                     
川原へ降りてみました。
水は、冷たく、かぎりなく透明。小石のつぶまで、はっきり見えます。
世の中に透明という色があるとするなら、きっとこんな色だろう、素直に納得してしまう、そんな水の色です。
車で行ける終点、砂小屋がまでの中間地点をすぎたあたりの、渓谷です。
石の上で、ねころがって目を閉じると木々の間を抜ける風の音、小鳥のさずり、水のせせらぎ、それ以外なにも聞こえません。
都会をはなれ、なにも考えず、時間もゆっくりすぎていく。
そんな開放感が、疲れた頭と体を、癒してくれます。
終点の砂小屋到着です。
ここは、キャンプ場になっています。
そこでみつけた天然のミネラルウオーター、うまいのなんのって最高です。  
これで、水割り作ったら、もっとうまいだろうなと。不謹慎ながら考えてしまいました。

木曾川との合流地点から砂小屋まで、全長約15Kmくらい。
どこかへ車を置いて、小枝片手に歩くのが、いいと思います。
自動販売機1つありませんので、食料は、持参ください。
天然水を、飲みながら、川原でおにぎりを、食べる。
これが、最高かと、思います。
汗を流したら、フォレスパ木曾にたちより、温泉に入って帰ります。

私が、おとずれたのは、春まだ浅い、4月下旬、木々の芽吹きの時でした。
新緑から緑がだんだん濃くなって、紅葉へと、11月ころまで、いろいろな表情で楽しませて、くれるでしょう。


あし

中央道中津川IC・・・R19を木曽福島方面へ約25Km・・JR野尻駅手前の野尻信号を左折。(フォレスパ木曾方面へ)・・・赤い阿寺橋を渡って左折。次の橋の手前を、右折。そこから阿寺川をさかのぼって行きます。

所要時間

車で、中央高速経由 1.5時間〜2時間(春日井〜渓谷入口まで片道)


詳細地図