安城の七夕は、仙台・平塚と並んで「日本三大七夕」として称され、名実ともに日本を代表する七夕まつりとなりました。
1954年(昭和29年)地域の活性化のために地元の商店街の人々によって企画立案されてから、今回で55回目。
内容は様変わりしてきたのでしょうけれど、自分たちの手で大きな笹飾りを作ったりイベントの企画もすべて地元商店街の人々の
手によって行われる市民発信の祭りであることは、今も変わりありません。

勤務地が三河地区であることから、その存在はずいぶん昔から知ってはいたけれど、いつもは仕事がらこの時期はとても忙しく、行くことができませんでした。
幸か不幸かひまな今年は9連チャンの夏休みとなり、子供の塾が終わってから行こうという事になり、20時ころ安城へ到着
少しはなれた臨時駐車場へ車を置きとことこ歩いて、JRをくぐりメイン会場へとはいります。
西側の入り口でまず出迎えてくれたのは、大きな雪だるまのような
お人形。
このコのなまえは「きーぼー」。

みんなの願いごとを星にかえて天の川までとどける、願いごとの精です。
天の川には「願いごとの神さま」がすんでいて、
きーぼーがとどけた願いごとを順番にかなえてくれるんですって!。
日本三大七夕となっても、市民の手でつくられるまつりの姿に変わりはありません。
市民の手によって飾り付けられる風情たっぷりの竹飾りやモニュメントはいかにも手作りらしさというか、ちょっと形がくずれて完璧でない素朴さというか・・・
とっても風物詩としての味があります。
昭和20年代の写真をあんどんにして展示。きらびやかな電飾のなかで、かえってシンプルで目をひいていました。
安城七夕まつりのメイン会場です。
七夕といえば、願い事を書いた短冊ですね!

短冊ロード、願い事広場にそれぞれの願い事をかいた
短冊が並んでいます。
イルミネーションに照らしだされた願い事短冊。なかなかきれいです。

いちばん奥は願い事の泉
キャラクターの”きーぼー”が願い事を天の川へ届けるという設定のようです。
とつぜんきーぼーが上昇していき数mの高さまで・・・

いつもは安城神社境内にある七夕神社が、七夕まつりの3日間だけ願いごと広場にお引っ越し。
願い事短冊に思いを込める浴衣姿のお嬢さんたち
・・・願い事は・・・
たぶん・・・・・・あこがれの彦星様との恋愛成就?
かな?

駅前のほうへ少し歩いてみましょう。
安城七夕まつりは、竹飾りのストリートが日本一長いと言われていて
期間中3日間で延べ100万人を超える人々が、真夏の夜の夢世界を楽しみます。
到着した時間も遅かったし、あっという間に1時間半経過。
普段鍛えていない足もそろそろ限界。
メインストリートの半分も歩かないうちに引き返すことにします。
久々の人ごみによってしまって、子供もすっかりグッタリーノになってしまったけれど、いくつになってもお祭りや縁日は楽しいものです。
車で行ったから缶ビール片手に・・とはいかなかったけれど、それなりに楽しめました。

行ったことない人、近場の夏を感じに一度お出かけください。
撮影2009年8月8日