諏訪、有賀峠のざぜんそう


春の伊那路は、高遠城跡公園、伊那梅園等、有名なところはたくさんありますが、伊北から諏訪へぬける道沿いに穴場をみつけました。
高原湿地性植物のため、車を横ずけして、鑑賞できるところは、少ないと思います。

ざぜんそう(座禅草) サトイモ科
花は、黄色の芯の部分です。
その姿が、座禅を組んだダルマに、にていることから、そう名付けられた、とのことです。
矢ノ澤湿原、ザゼンソウの里公園入り口付近         

湿原製植物のため、遊歩道からの鑑賞となります。
この遊歩道をはじめ、公園整備は、全て地元のボランティア
24名による手作り公園で、材料の大半は、整備のためやむなく伐採した木々を、利用して作られています。
遊歩道の全長は、約600M湿地面積約4.2ha.
ゆっくり歩いて30分程度です。
写真は、入り口下付近で、歩道に寝そべってローアングルから撮影してみました。
写真では、わかりずらいですが、倒れた木々のそばには、わずかな残雪がありました。
木々の間は、右も左も、見事な群生です。            
1/3程進んだところに、なかよくふたつよりそった花を、みつけました。
ほほえましくなって、思わずシャッターをきりました。
もし、手を入れたら、たぶん凍りつくほど冷たいであろう小川の中に、クレソンとわさびの花が、咲いていました。
写真は、わさびの花です。
この程度の株で、5年ものくらいだそうです。
水芭蕉と混生している奥の方は、絶好のカメラスポットです。 
ザゼンソウの赤むらさきと、ミズバショウの白とのコントラストが
GOODです。
帰り道半分は、上から見おろす格好になります。
アングルを変えてみると、群生の大きさが、そして株の多さが一目瞭然です。
あらためて感激します。
いろいろおせわになった、管理のボランティアの方々です。  
車椅子でも回れるよう、幅やカーブに気を使い、安全を、配慮された心配りに、頭がさがります。
平成11年からの一般開放とのことですので、今年で3年目。
もっともっと充実させていきたいと、はりきっておられました。
また、来年も来ます。今度は、もう少し早い時期に、残雪のもっと残っているうちに、と思い公園をあとにしました。
ざぜんそうの里公園をあとにし、諏訪方面へ、1Km走ると、福寿草の里があります。こちらは、民家の庭から道路わき、田んぼの土手に至るまで、咲いている花は全て福寿草。
黄色い花が、風にそよぐ様は、山里に遅い春を告げています。
花の時期は、4月始めからGWくらいまでです。
今年がだめでも、来年ぜひおでかけください。

あし
中央自動車道伊北インター下車・・・最初の交差点を右折・・・R153を直進、辰野総合病院前交差点を右折・・・
電車踏み切りを渡り、辰野中学を右に見て・・・突き当たり交差点を左折し諏訪方面への道路標識に従い高速を
くぐります。・・・山の間を抜けるみちをしばらく行くと、諏訪市へ入ります。・・・2Km程度走ると右側に木の看板あります。
帰りは、諏訪 I・Cへぬけても30分程度です。
所要時間
春日井I・Cより伊北まで2時間・伊北より30分。

詳細地図