鈴鹿バルーンフェスティバル 2005







 真っ青な青空に浮かぶカラフルな熱気球。
すっかり三重県鈴鹿市の秋の風物詩となりました。
今回で14回目の開催とのこと。
9月17.18.19日と競技飛行が行われました。




 
大会2日目の18日、早朝(6時)からの開催は知ってはいたものの鈴鹿ICへ着いたのが7時すぎ
すでに1時間半遅れ
遠くに一機二機と、次々に熱気球が上がっているのが見えます。  急げ、急げ・・・・・・!
思わずアクセルを踏む右足に力がはいります。

会場の河川敷にはもういないだろうと、でたらめに気球の見える方角へ車を進めます。




主要幹線から一筋奥
田んぼの中の道、通行に邪魔にならない所を見つけ車を止めて、

空を見上げるとごらんのとおり・・・・

カラフルなバルーンがふんわりと・・




上昇したり下降したりしながらバルーンが近づいてきます。
すると、田んぼの中へ何かを落下!

偶然にも車を止めたところが、競技のマーカー落下指定地点のすぐそばだったようです。

まもなく競技関係のスタッフがかけつけポイントとの距離を測定していました。
青空に浮かぶカラフルな気球!
メルヘンの世界みたいでしょ?
気球によって指定ポイントがちがうのか
上下している場所がそれぞれちがいます。

数百m先には、あれれ?着陸した気球も・・・


こちらのバルーンは、まるで民家の庭に
降り立ったようにみえます・・・地上すれすれ?まで降下し再び上昇していきました。
ここが、ポイント地点なのでしょうか?
今度は、右手100m先
アップ、ダウンを繰り返していた気球が降りてきました。
着陸体制に入ったもよう・・・
頭上では、ほんの10mほどの低空を通りぬけ・・・
バーナーのブシューという音も間近に聞こえます。
パイロットとファインダー越しに目が合い
手を振ってくれました。
先ほどの気球やはり着陸。
あっちもこっちも見なければならず、いそがしいです。
またまた真上を一機通過します。
こちらはさらに低く地上5〜6m。
機体には、佐久市と書いてありました。
信州からの参加機ですね。

お次は至近距離に着陸体制。
おっかけの自転車に「どいて、どいて・・・・・!」とパイロットの声。
やがて、静かに着陸。
かめきちも、ここぞとばかり、走って見にいきました。
お陰で間近に見ることができました!
手際よくバルーンをたたみ収納するパイロット。
このかごの中にバルーンたたんで、入っちゃうんですね。


サーキット方面へ飛び去る気球
あちこちの田んぼの中へ着陸する気球
まだ、はるか遠く上空にいる気球


時間は、まだ?もう?9時。
一旦この場を離れることにします。

その後、腹ごしらえをしてから、大会会場の河川敷へ行ってみましたが、体験搭乗は、すでに締め切り後。
残念!
朝市とかふるまい鍋とかやっていたみたいですが、すでに閉店!
アナウンスによると、風と気流の変化により、気球はこの河川敷会場の上空に帰ってくることはありません・・と
さかんに繰り返していました。
朝、遅かったおかげで、一斉に上昇する所は見られなかったけれど、ある面では、ラッキーだったのかも・・・。

次に訪れたのは、第2会場の鈴鹿サーキット
先着順で、滞留フライトの体験ができるとのことで、サーキット前へ一目散。
すでに長蛇の列!!
暑いからと、雨傘を日傘として貸していただけました。
親切〜・・・。

ところが、ところが・・・
1時間もならんだあとで、風が強く体験搭乗は中止とのアナウンス。
非情・・・・・・・・・・・・・・・・・。
気球は風に弱く、3mの風で中断もしくは中止する場合があるとの、はじめからの約束事とはいえ・・・・・残念・・・・・

午前の部はやむなく、あきらめはしたものの、そのままあきらめきれず、午後の部にも再挑戦!
扇風機で風を送りながらだんだん気球が膨らんでいきます。

飛ばないように、みんなで引っ張りながら、ファイヤーー!

一気に大きくなりました。
もう一度ファイヤーーーーーーーー!!!
大きな機体が一気に立ち上がります。

バーナーの調整をしながら・・・・・


浮いた、浮いた・・・・!

やっと乗れる〜!期待に胸弾んで・・・・・・
バーナーON
バシューーーーーーーーーーーーーーー

ふわっと浮いた感じは
ゆっくりしたエレベーターのような上昇感。
気球の天井は、ステンドグラスのよう・・・

ほんの少しだけの空中体験でしたが、ふんわり感が
心地よく、高所の苦手なかめきちにも恐怖感は
まったくありませんでした。

むしろ、バルーンにのってふんわり旅がしたい気分でした。

ふんわり体験をしたあとは、遊園地で子供気分。

やがて日がくれると、
夜のイベント
サーキット会場でのバルーンイリューション
観客席は満員状態。
これだけの為に来た人もずいぶん多いみたい・・・
下の写真はおまけです。
サーキットで見た”中秋の名月”今日は十五夜なのです。

バルーンイリューション、きれいでしょ?

カウントダウン、ファイブ・フォー・スリー・ツー・ワン・バーナーズONのかけごえと共にいっせいに点火されて
巨大な電球が並んでいるよう。
音楽にあわせて、点滅するのも、クリスマスみたいできれいですョ〜。

そして、フィナーレは数発の花火で終了。



朝早くから夜遅くまで、長時間でしたが、とても面白い経験ができました。
気球は大変デリケートで、わずかな風の変化で、もう飛ぶことができない乗り物です。
そのため、朝なぎ夕なぎの風が穏やかな時間を選んでの、フライトプランがたてられるとの事です。
そんな中で、試乗体験もできたし、競技も見ることができた・・・
とてもラッキーだったと想います。

それと、ふんわり風任せで、きまぐれっぽい性格が、せかせかとした生活を余儀なくされている毎日に対して、
極めてスローライフっぽくって、気球が大好きになりました。
ぜひぜひ来年も見にきたいなぁと心からおもいました。



撮影 2005年 9月18日