白馬千国街道の春




 GW初日
春日井・名古屋ではハナミズキも藤も色あせはじめ、今街路樹は
つつじが主役。
そんな街中をはなれ、5月からガソリンも値上げされるようだし
この時とばかりに出かけたのは、桜のやっと満開を迎えた
白馬方面。




豊科ICを降り、まずはわさびの花咲く大王わさび園へ。

朝も9時前というのに、駐車場には観光バス3台
乗用車は20台ほど・・・・・
みんな、遊びとなると、フットワークかるいねぇ〜。


雪消の水を満々とたたえ、春の原風景からスタートします。
この流れの先が、この前行った、白鳥の湖 御宝田となります。
黒澤監督の映画にも登場し、ポスターやカレンダーでもよく見かける、水車の風景
反対側には、わさび田。八重桜がちょうど満開。
空が白いのがちょっぴり残念です。



音もなく水は流れ、水車の音がコトコト、コトコト・・・・

あちこちから、ホーホケキョ・・・・








まずは橋を渡って、わさびの花をみにいきましょう!。


水面には、地中から湧き水がどんどん湧き出していることを
強調するかのごとく気泡が丸い波紋をつくります。


ちょっとわさびの花は終わりに近いのかな

そろそろもどりましょう。もう一度水車を見て・・・と。
少し車を走らせると青空が見え
春霞ではっきり見えなかった、アルプスがその姿を
田植え間近の水をはった水田に映します


仁科三湖の一番手前の湖、木崎湖です
大糸線海ノ口駅の近く、エドヒガンザクラが満開でした。
湖に浮かぶ小船はわかさぎ釣り?
桜の中で、田んぼを手作業でおこす農作業風景は何か郷愁を
感じました。

以前”みつがしわ”でご紹介した姫川源流です。
駐車場横のスキー場方面から流れ込む川には除雪され
川に集められたのであろう残雪の下を雪消の水が流れます。

姫川源流へ続くみち
白馬の花かたくりやキクザキイチゲがあちこちに




源流に到着すると、天然わさびの花が満開
大王わさび園よりこちらのほうがいいや・・

前回より明るい感じがするのは、まだ木々の葉が茂っていないから?


福寿草も名残が咲いています。

木道を歩きながら右を見て左を見て・・・頭の上はピヨピヨピヨ!
はぁるの小川はさらさらいくよ・・・
まさに童謡のままの原風景
生まれたばかりの北アルプスの湧き水が遠く日本海の河口まで
旅に出ます。

国道から一歩奥、東徳寺のやや北の千国街道沿いに、馬頭観音45基をはじめとした計60基の石仏があります。
十王堂石仏郡です。
越後糸魚川の雲苔寺との交渉を示す貴重なもので、千国街道が栄えた時代の面影を残してます。

国道から栂池方面へ左折したところにあるしだれ桜
徹然桜(てつねんざくら)
今が満開です。
まもなく落倉自然園
今日の予定地の最後です。
と、いうより本来の目的地だったのですが、道草のほうが多くて
やっとたどりついたと言った方が正解かもしれません。

駐車場からわずか100m
水芭蕉の群生です。


ざぜんそうも混生しています。


二枚の花苞を持つオチクラミズバショウという珍しい品種です
さがして、さがしてやっと一つ見つけました、ちょっと痛んではいるけれど・・・

どうしても、この時期こちら方面に足が向いてしまいます。
それでもあきないのはやはりそれだけ魅力があるということですよね。
お天気にも恵まれ、一ヶ月遅い春を満喫できました。

撮影 2008年4月28日