久々のお出かけです。
友人二人に付き合ってもらって、飛騨古川の三寺まいりに行って来ました。
過去に一度尋ねたときの感激が忘れられず、又行きたいと思いつつもコロナの自粛で我慢、我慢の4年間でした。

東海自動車道を快適に走っていると、白鳥インターを過ぎたころから山は雪化粧、でも道はドライ、空は青空!
ルンルン気分で車を走らせます。


飛騨古川に200年以上前から続く「三寺まいり」は、毎年1月16日の親鸞聖人のご命日の前日15日に、町内の3つの寺、円光寺・真宗寺・本光寺を詣でるならわしです。
その昔、野麦峠を超えて信州へ出稼ぎに行った年頃の娘たちが、着飾って瀬戸川の川べりを歩いて巡拝し、男女の出会いが生まれたことから「嫁を見立ての三寺参り・・」と小唄にも唄われ、縁結びが叶うおまいりとされています。

古川についたのが13時30分
運よく一番会場に近い古川市役所に車を停める事ができました。
前に来た時は古川駅の裏の駐車場だったので随分歩きましたが、
今回はラッキーでした。


金曜日に積もったであろう雪は土曜日は日差しがあったので、だいぶとけて10センチくらいでしょうかお寺の屋根に石垣に残っています。

まずは会場の下見をしましょう
広場には屋台が設置されています。
まだ人影はまばら
何があるかな?
えごまの五平餅いいな
高山ラーメンかこれもいいな
飛騨牛の串焼き美味しそう!

まずは腹ごしらえ・・
ネットで友人が調べてくれたおいしそうな蕎麦屋へ行こうとしたのですが、せっかく屋台が出ているのですから、お祭り気分で屋台の方がいいかな?ってことになりました。
あたたまりたいのでやっぱお蕎麦にしましょう。


お腹も温まったから、いざ出発


おおっ! つららだ〜


目抜き通りには、2mの雪のろうそく
三寺を結んで十文字に設置されています。
でっけぇ〜   圧巻です!

さぁ、まずはお参りしましょ!
一番近い円光寺さんから

立派なお寺です。
また篝火が入ったころに戻ってきますね!
次の真宗寺さんへ向かう途中、観光案内所のお姉さんが
気軽にモデルになってくれました。
笑顔が素敵な方でした。

古川の街は個性的で魅力的な建物がいっぱい!

民家の前にあった雪ろうそくとあひるだるま?
かわい〜ぃ!

道草ばかりでなかなかお寺に着きません。

30分かかってやっと真宗寺さんに着きました。


檀家の方が篝火をたきはじめました、冷えた体があったか〜ぃ
山門横のテントから何やらいい香りが・・・・  お餅を焼いていました。
おひとついかがですか?  それでは遠慮なく  甘いたまり醤油が香ばしくておいし〜ぃ  御馳走様でした。
赤い橋の上のおっさん二人
絵になりませんね

こちらは、絵になります。華があります。
地元のお嬢さんだそうです。 本来の主旨は彼女たちの為の行事なんですよね!
喜んでモデルになってくれた彼女達に良いご縁がありますように・・・!
飛騨古川のマンホール
「瀬戸川の鯉」町の花「ハナショウブ」4輪デザインされています。
はじめ見たとき、花しょうぶはすぐわかったのですが・・・・
鯉はどこだ?  じっくり見ていてあぁこれか! 納得。
わかりますか?


ご当地のマンホールってほんと面白いですね!

おぉ〜さむい〜
体が冷えてきました。休憩休憩
先ほどの赤いポストのある大正レトロな喫茶店
「蕪水亭OHAKO」
入りたかった喫茶店です。
外ばかりじゃなく、店内もすてき・・・・

外に出るとおっ本格的な雪だ!

最後のお寺は本光寺
こちらも立派な山門ですね
おっとっと・・・あぶねぇ あぶねぇ・・・・・
滑りそうな参道をゆっくりゆっくり進み本堂の前までくると突然・・・・

わぉ〜  屋根の上からは落雪がドサッと・・・
早くお参り済ませましょ

親鸞聖人も雪の中
あれ・・・・雪が細かな粉雪に変わりました。
明日、この方のご命日なんですね
街に戻ります。
路上の雪ろうそくにも灯がともり・・・
雰囲気が出てきましたねぇ


今日は三嶋蝋燭も酒蔵もパス
あ〜本音は・・・・心の声は・・・・
白真弓呑みてぇ〜 蓬莱のみてぇ〜
と叫んでいたのですが、一升瓶二本も抱えて写真撮れないしね・・・

モデルのお姉さんたちも集まってきました。



たそがれの瀬戸川  いい感じになってきましたね・・・


千本ろうそくも増えてきました 
ちびちゃんだってお参りします。  20年後にいい人とめぐりあえいますように?













白いろうそくは良い出会いに願いをこめて
赤いろうそくは恋の成就の御礼に
彼女たちはどちらのろうそくを奉納したのでしょうか?



時刻も19時半を回りました
体も冷えてきました
円光寺さんの鐘楼もライトアップ

本堂に上がらせていただき、もう一度お参りを済ませると
大ろうそくを近くで見せていただけました。
和ろうそくの炎は洋ろうそくの炎と比べて炎のゆらめきが素晴らしい・・・・
踏み台の上から覗くとバウムクーヘンのような年輪が見えます。溶けて透き通ったろうに炎が映ってこれがまた神秘的なんです!







飛騨古川は大好きな街です。何年振りかに訪問できてとても嬉しかったです。
友人達も満足してくれました。親友曰く古川の古い建物は梁の入れ方が全部違うんだよね知ってる?って言われて
へぇ〜知らなかった  今までお祭りばかりに眼がいって気が付かなかった。
これでは古川の町が好きなんて言えないですよね!
今度はお祭り以外の日に来ていろいろ散策してみたいなと、反省したかめきちでした。

追伸]
私事ながら、ご縁あっていっしょに回らせていただいたニコンユーザーの奈良のお姉様。メールもLINEも交換させて頂かなかったけれど、
そですりあうも何とやろ・・この旅行記を見られたらぜひTOPページよりお便りをいただけたらと思います。
その節はいろいろお世話になりました。

撮影2024年01月15日