かきつばた
刈谷市に国指定 天然記念物となっている、かきつばたの自生している、群落があります。
小堤西池(こづつみにしいけ)は、水田かんがい用のため池で、周囲は、広大な田園がひろがっています。
花期は、ちょうど田植えの時期と重なり、観光客のみならず、近所の農作業をしている方にとっても、ふと安らぎ
をもとめる、スポットとなっています。
小堤西池
場所としては、愛知教育大学、洲原公園の西側に位置し、まわりは、
全て水田ばかりです。
花は、毎年5月上旬に咲き始め、見ごろは、15日〜25日頃になります。
駐車場は、洲原公園を利用して”カキツバタ群落遊歩道”をゆっくり歩いて
15分ほどです。
作られた庭の中の花とちがい、他の水生植物群との混生の様は、まったく
自然のままです。
いづれがあやめか、かきつばた。

無量寿寺
からころも
 きつつなれにし
  つましあれば
   はるばるきぬる
    たびをしぞおもふ


平安時代の歌人、在原業平が、か・き・つ・ば・た・の5文字を、句頭にいれて歌を詠んだ八橋は、伊勢物語の昔から広く、知られるかきつばたの名勝地です。3万本が咲きそろう、5月中旬は、紫一色。みごとです。
名勝八橋の中心となる寺で、現在臨済宗妙心寺派
に、属しています。
寺伝では奈良時代の慶雲元年(704年)の創立と、
しており、当時は慶雲寺と称し真言宗として、寺坊
大いに栄えたともうします。
延喜2年(902年)山号寺号を、八橋山無量寿寺と、
改めているので、このころ今の地に移されたと、伝
えられその後無量寿寺とあらためられ、現在に至っ
ています。
無量寿寺