霧ヶ峰・八島湿原
八ヶ岳山麓の蓼科を起点に、美ヶ原まで縦貫する、ハイランドウェー・ビーナスラインはいつ行っても、
何度行っても、それぞれの顔で飽きることなく、白樺が、湖が、季節の高山植物が、むかえてくれる。
今回は、ニッコウキスゲ咲く、車山・霧ヶ峰から八島湿原へドライブしてみました。
ビーナスラインの真ん中に、鏡のように湖面を
光らせているのが、白樺湖。
ビーナスエリア最大のレジャースポットとして、
だれもが、一度は車を止めるポイントです。
遊園地やアスレチック等で賑わう東畔。
湖面に浮かぶ、ボート、ヨット。
南畔では、キャンバスに絵筆をはしらせる人や
のんびり、釣り糸をたれている人。等等
それぞれのレジャーを楽しんでいます。
こんなスポットもありました。
テディベア美術館です。
ショップでのスナップです。
車山へ向かう途中白樺湖を見下ろす
絶好の写真スポットからの風景です。
草原のなかを右左を見ながら、ゆっくり
車を走らせると、フルオープンの車窓
から涼風が吹き込んできます。
車山山頂へは、リフトを2基のりついでいきます。
山頂往復¥1,400円

空を見るとパラグライダーが飛んでいました。
リフト中間駅付近は、一面ニッコウキスゲのお花畑
ヤナギランもさいていました。
山頂駅へ向かう2基めのリフトに乗り継ぎ、数分間の空中散歩を楽しんだらそこは、標高1925mの車山山頂。
360°の大パノラマが楽しめます。
白樺湖、蓼科方面を望む。

一面に黄金色の花をあしらった、グリーン
のじゅうたんの中に、くねくねと遊歩道の
何か幾何学的でユーモラスな曲線が見事にマッチして・・・。
頂上には気象レーダーがありました。
白樺湖と反対側北アルプス方面の展望です。

7月の強烈な紫外線が容赦なく照りつけ、太陽が暑い。
でも街中の空気が暑いのとはわけがちがう、下から吹き上げてくるような涼風に夏であることをつい、忘れそうな
ニッコウキスゲに数では及ばないながらも、
花火のような、レースで編んだような、
シシウドの花も自分の存在をアピールして
結構めだっていました。
車山を後にし、霧ヶ峰へ。
しかし、時間の都合と駐車場満車につき残念ながら、写真のみ。
つぎは、八島湿原へと、車を走らせます。
およそ1万年の時をかけて形成されたという高層湿原
で、湿原性高山植物の宝庫となっています。

一歩遊歩道に足を踏み入れると、先ほどの霧ヶ峰、
車山とは、何か違った雰囲気を感じました。
なんとなく、派手さを感じる、霧ヶ峰に対して、こちらは、
しっとりとした落ち着きを感じるからか、とにかく
静寂そのものなのです。
決して前者が、うるさいわけではないのにそのように
感じるのは、私だけでしょうか?!。
耳をすますと、かっこうの鳴き声が、山々にこだまします。
残念ながらここで、時間切れになってしまい、美ヶ原方面へは行けませんでした。
何年ぶりかに訪れ、メジャーな観光地だけれど、やはり素晴らしいところだなぁと、あらためて思いました。
6月のれんげつつじの時期。もう少しあとの、ヤナギランの時期。さらにそのあとのマツムシソウの時期。
高原の短いけれど、それぞれの顔をまた見にきたいなぁと、後ろ髪ひかれる想いでビーナスラインに別れ
を、つげました。
あし
中央高速道 諏訪インター下車  茅野市内から蓼科方面ビーナスラインへ

所要時間  白樺湖まで約3時間