絶好の行楽日和
前々から行きたい行きたいと思いつつ行けなかった、飛騨古川の
きつねの火まつりに行ってきました。

まだまだ街中では、残暑がつづいていて日中ではうっすら汗が
にじむ季節ですが、飛騨路はすっかり初秋の雰囲気。

郡上八幡から例によってせせらぎ街道を通り、通常ルートの高山を通過せず卯の花街道経由で古川の街へ向かいます。
車窓からは、稲刈りの農作業が真っ最中。
気温は21度前後、エアコンを切り、窓をフルオープンにしてそよかぜ号で古川へ向かいます。




ここ小京都飛騨古川の街では飛騨古川に古くから伝わる
おとぎ話の世界が今に蘇る
「きつねの嫁入り行列」が開催されます。



長いトンネルを抜けると山間に飛騨古川の町が見えてきます。

PM 13時ころ古川到着

駅の裏側の駐車場に車を止めることができました。

黄昏どき”きつねの刻”にはじまる”嫁入り行列”まで古川の街並みを散策することにします。

瀬戸川の鯉、 白壁の土蔵、風にゆれる柳の街路樹・・・・・・・・
いかにも古川のまちらしい風景・・・・・




瀬戸川に泳ぐ鯉は
しっかりと餌をもらっているらしくまるまると太って、メタボばっかり・・・・




いつもと違うところは
道行く人がきつねに変身している人が
多いこと・・・



それでは、きつねのメイクをしてくれる会場へ行ってみましょう!

ここで、地元の人も観光客もカメラマンも子供もお年寄りも男も女も
みんなみんな、み〜んな
きつねに変身!
はい!ポーズ!
コン・コン
というよりは・・・

にゃん・にゃん・にゃん ???
春の起し太鼓が町り広場に飾られています。

打ってみたいな! と思ってるとまつりひろば入口付近が
ざわざわしはじめました。

昼から街中を巡行していた狐組が帰ってきたのです。

この日のために思い切ったヘアメイクをした子も・・・
でも・・・カワイイのだ・・・・・



まだ花嫁登場まで時間があるので
街の一般のきつねの写真をもう少し撮ってみましょう。


もうまもなく3時

大イチョウの所へ主役の新郎・新婦が
登場する時間です。











そして待つこと15分
新郎新婦の記念撮影会
川の向こうから歩いてくるのかと思えば、後ろから登場したのには、
カメラマンも皆びっくり!

!!  きれいなお嫁さんだ  !!

瀬戸川沿いでの記念撮影が終わると
ステージでは四神太鼓。
そして広場では新郎新婦による商売繁盛の”だんごまき”
へぇ〜  こちらでは餅まきではなく、だんごまきなんだ〜


秋の夕べは早く
たそがれ始めると一気に真っ暗になります。
篝火がたかれ、ゆらゆらとその明りが水面に映し出されるころ
”きつねの嫁入り行列”まもなくくスタートします。


たいまつが灯され行列がいよいよスタートします。



たいまつの火って、結構明るいんですネ!。

やわらかな光に照らされて、きつね夫婦も
それを見送る母子の姿も
赤くて温かみを感じる明りのなか・・・・・

口上は
”きつねの嫁入りでござ〜ぃ”


”きつねの嫁入りでござ〜ぃ!”

そして再びメイン会場へ

ステージでは、これから婚礼の儀が執り行なわれます。
黒留袖のお姉さんたちによる夢の舞



  若い衆による 蛇闘楽
そして、振る舞い酒
宴はこれから延々と続くのでしょうね!
車で帰らなければならないので、振る舞い酒の御相伴には
残念ながら、あえなかったですがそろそろ古川の街をはなれることに
しましょう。


瀬戸川にはろうそくの燈篭が水面にはえてゆらゆら・・・・
いかにも古都らしい風情があります。
 







きつねのメークをすることによって、不思議な一体感というか
仲間意識というか・・・そんな気分になり祭りを堪能することが
できました。

カメラを向けると皆ポーズをとってくれ撮影OKのサイン!
たぶん日の丸をほほにペイントして、サッカーの国際大会の
応援に行くのと、同じような心境なのでしょうか??
”自分も祭に参加しているんだ”
そんな気持ちになることは、確かなようです。


最後にきつねの新郎新婦のみつめあったほほえましい写真を
もう一度掲載して、お開きとします。

お幸せに! 
撮影 2012年9月22日