新緑がまぶしい季節となりました。
名古屋・春日井では連日暑い日がつづき、もう半そでが着たくなります。
雑誌を見ていたら、古今伝授の里フィールドミュージアムが紹介されていて、今ボタンが満開との情報が載っていたので
さっそく出かけてみることにしました。

ここは、和歌をテーマとした野外博物館。
現代感覚と古典の世界がうまくミックスされ、この地方で中世に栄えた東氏の名残りを残す神社や遺跡群と、日本の典型的な山間地の
佇まいを残す山や川や田んぼを含めてフィールドミュージアムと名付られています。

ぎふ大和インターを降りて15分程で古今伝授の里到着。
車を日陰に停め、栗巣川を渡って牡丹園へとはいります

入口近くの花はちょっと盛りをすぎた感じかな?。

奥の方にカメラマンが集まっているのでそちらへ行ってみましょう。

こちらの白とピンクは今が盛り、強い日差しのなか甘い香りが漂っていました。
つぎは
ぼたん園をあとにして、本館側へいってみることにします
水路にうつる新緑がさわやかです。
まずは篠脇山荘。
鉄骨かやぶきという、古典建築と近代建築を見事にドッキングさせた
石垣と竹藪に囲まれた総ガラス張りの建物です。

建物の中へ入ってみると
研修棟と書いてありましたがホテルのはなれ座敷のよう・・

トップライトの明りとりといい、柱を極力なくし解放部を大きくとった
レイアウトは日本の伝統建築の良さを生かし洗練された近代建築をミックスさせた素晴らしい建物だと思います。
濡れ縁にすわって上をみれば池の反射の光がきらきら
池には篠脇山が映ってなんとものどか・・・・
涼風がふいて・・・
池のアメンボの描く水紋をぼんやり眺めながら
・・・・・
なにも考えずに・・・・
ついつい、くつろいでしまいます。
ふと気がつくといつのまにか1時間以上経過    えっ!

みんな同じ思いなのかなぁ?だまったまま・・・・結構長い間ぼんやり




石垣の小路、マイナスイオンがいっぱい!
すぐとなりには、篠脇城主、東氏代々の守護神を祭る、明建神社
樹齢300年を超える杉並木の参道は歴史を感じさせます。
帰り道車窓からは昔ながらの農村風景が展開されています。
いなか生活を知らないくせに、なぜか潜在的ななつかしさを感じるのはなぜでしょうか?
これも日本の原風景ですよね!
今まではここの存在を知りませんでした。
派手さはまったくなくテーマも地味ですが、なんとなく心ひかれて落ち着き、あぁ自分はやはり日本人なんだと感じさせてくれた場所でした。
真夏のせみしぐれの中もよさそうな気がします。
頭がつかれたとき、ふらりと一人でたずねてみてはいかがですか?


撮影2009年05月09日