雲上の楽園 駒ケ岳千畳敷カールU         





 夏休みの到来にぴったり合わせたように、日本列島7月19日いっせいに梅雨があけたようです。
あけと同時に名古屋地方、岐阜地方は連日これでもか!これでもか!とばかりに、35度超の猛暑日がつづき、慣れない体には
ちょっとこたえます。

こんなときは涼しい山にかぎりますよね!
3年ぶりに駒ケ岳の千畳敷に行ってきました。



























菅の台駐車場6:30:到着
当初の予定より30分遅れ。
バス停にはすでに長い列ができています。
千畳敷方面には雲がかかっていますが、大丈夫!大丈夫!
気分は早くも雲の上・・・・。


列が長くなってきたので、臨時バスが増発されます。



バスに揺られること40分
しらび平駅に到着

ふと気がつくとかんばんの写真を撮っているのは、かめきちだけ
他の人は、足早にロープウエイ乗り場へ一目散。
あわてない、あわてない・・・まぁゆっくりいきましょうゃ・・・・

しらび平と名付けられたのは、このあたりの木が”しらびそ”の原生林となっているからとか
他の木は”こめつが”がかな?

ロープウエイの窓から下を見るとこめつがの長いまつぼっくりみたいな実ができはじめているのが、確認できます。



左前方には滝、雪解の水を集めて白い帯をひきます。
ノーファインダー撮影で3枚とって一枚だけ成功しました。




ゴンドラは間もなく雲の中へ・・・・・・

やがて・・・・・
雲上の世界へ・・・・・・・・・・・。
うひょほ・・・・・!!!!!

千畳敷駅に到着
やった!!!!!快晴!!!!!!南アルプスが雲海の上に・・・・・
南アルプスの上には、富士山が・・・・・

今日のお気に入りの一枚です。
富士山を巻き込むように                        

やばい・・・                                
雲があがってくる・・・・・・                

残念ながらアルプスが見えたのはこのとき15分間だけでした。


ホテルの正面へ回ります、千畳敷カールにはなんとまだ雪渓が・・・

この時期に4回目だけれど、雪渓があるのは初めて!。
感激!!!

今日は宝剣岳まで行けるかな

まずは、定番位置で一枚。






・・・でも・・・・・空も青すぎて・・・・・
カレンダーみたいで・・
きれいすぎて・・・・いまいち・・・・・と贅沢を言っていると・・・・

どんどんガスがかかってきます。
いいねぇこの雰囲気。こっちの方がいいや幻想的で・・・・

なんて言っていると、何も見えなくなったら最悪だから・・・・
駒ケ岳神社へおまいりして・・・・さっさとでかけましょう。

下へおりて剣が池池のほとりで
なんだかんだと言いながらもまたまた定番位置で撮ってしまいました。







今年は、水が少なく映り込みがいまいち・・

一瞬でガスが消え
また一瞬で真っ白になる、そんな繰り返し


看板前で雲がかかるのをねらいすまして一枚だけ・・・・・・
・・ちょっとだけねばって撮りました。
さぁ、そろそろ出かけますよ!。 

  
チングルマ・シナノキンバイ
何年がかりでやっと名前を覚えた花が道の両サイドをかざります。


 


あっ!くろゆりだ

一番下の雪渓まできました。
まだ30cm〜50cmくらいの厚さがあります。

結構本格的な雪渓でしょ!

すべる足元を気にしながらえっちらおっちら・・・・・。
雪の下から土が顔を出すと同時に植物が芽を吹きます。
自然のたくましさですよね。


ななかまどもまだ新芽をふいたばかり
7月だというのに
まるで早春の風景のよう・・・・・・

またまたガスがかかってきました。
みんな頑張って登っているけれど、尾根までいってもたぶん何も見えないだろうと判断して、もう一度花の写真を撮ってひきかえすことに
なりました。

少しの標高差で随分違うんですね
これは、ちんぐるまの綿毛です。

下はななかまどの花とハイマツのまつぼっくりのあかちゃん
14:00:ガスがしっかりかかってきました。
帰りましょう。さきほどの剣が池も雲の中。



ロープウエイを待ち雲の中へ
雲の下のしらび平駅へ帰ってきました。
締めは、早太郎温泉に入って・・・・・ソースかつ丼を食べて・・・かえろ・・・・・
菅の台駐車場へ帰ってきての最初の一言は「暑い!」

それでも、名古屋の38度と比べれば天国なんでしょうけれど・・・

今回は、花こそ少なかったけれど、雪渓の中を歩けたことがとてもラッキーでした。
例年だと梅雨の時期に雪は消えてしまい梅雨明けまで雪渓があること事態がめずらしいとか・・・。
これも、今年は雨が少なかったからとのこと。

でも、たぶんすぐに雪も消え今月末には一面のお花畑となることでしょう
またそうならなければ、短い山の夏が終わってしまい、来年の花の数が極端に少なくなってしまうから・・とのこと・・・・
自然は本当にデリケートなものですね!。




最後に”暑中見舞”として、雪渓の写真をもう一度掲載しておきます。
撮影 2008年7月21日