妙高高原のみずばしょう

上信越自動車道の前面開通で、新潟県といえど、妙高高原の日帰りが楽になりました。
太平洋側とくらべると、ほぼ1ヶ月遅れて、桜の咲く上信越地方は、今、桜の真っ盛り。
春の遅いこの地方では、桜も、こぶしも、桃も、全部いっしょに花開きます。
今回は、全国的に有名な、妙高高原 池の平のいもり池の”みずばしょう”をご紹介します。


上越自動車道、信州中野ICをこえ、長いトンネルを
抜けると、正面に妙高山の華麗な姿が
目に飛び込んできます。


 直接「妙高高原」インターへ直行するのではなく、
 ちょっと立ち寄り、
 一つ手前の信濃町ICを降りてまずは、腹ごしらえ。
 信濃町の「手打ちそば工房 若月」さんです。
 かめきちがこの地を訪れると、
 必ず寄りたいお店のひとつです。
 香りのよい手打ちそばの食感は最高!!
 絶対のお薦めのお店です。
 ただし、AM11:30からの営業ですが、
 完全手作りの為、品切れをもって終了。
 行列のできる店ですので、土曜、日曜は
 案外早く終了してしまいますので、要注意!!
国道18号線を数百mもどると、俳人”小林一茶”の
旧宅があります。
宝暦13年(1763年)一茶はこの地柏原に生まれ
15歳の時江戸へ出て、俳人として大成し50歳のとき
柏原に戻りました。
その後65歳で生涯をとじるまで門弟たちを指導し
その作風は、芭蕉、蕪村とは、またちがった人間味
にあふれ、世人に親しまれています。
 18号を北進すると、やがて右手に野尻湖が見えて
 きます。
 湖越しに見る妙高山の姿は、また素晴らしく
 もう少し、道草をすることにしました。
 ここは、夏にはヨットや釣り、水遊びでにぎあう
 別荘地のど真中のスポットです。
18号にもどり全長902mの信越大橋(スカイブリッジ)
を渡ると、新潟県。
妙高山も間近にせまってきます。



妙高高原ICの横を通って池の平方面へ
目的の”いもり池”はビジターセンターの手前に
あります。

 いもり池に到着。
 桜が満開です。
 遠くこぶしも満開です。

いもり池のぐるりを遊歩道が整備されています。
絵筆をふるっている人を何人も見かけました。
 右に妙高山、左に黒姫山。
 みずばしょうの群生が見えてきました。

群生は、手の届くところまであり、真近に観察できます。
妙高の雪がとけた水は、手をきるようにツメタ〜イ!

地元?の子供はつりに夢中、
カメラマンはファインダーをのぞいて撮影に夢中
自然のままの姿に感激!
急に気温が上がったせいか、水中花になっている
花も・・・


 この風景を見ていると、自分に絵心があれば、きっと
 キャンパスを広げたくなることでしょう。
なぜか時間がゆっくりすぎます。
のんきに地べたへすわりこんで、頭の中を真っ白に・・
ホ〜ホケキョ・・の声。
チッチッチ・・・・と鳴く別の鳥のさえずり・・
鳥も魚ものんびりしています。
この水鳥も1mとはなれていません。
自然はいいなぁ〜
あらためて、思いました。

いもり池はさっさと歩けば、1周15分程度の小さな池。
今きた方を眺めれば、水面に妙高山が映えて・・・
Oh!シンメトリー!!!
またまた感激!!

 妙高高原は、白一色の世界から、
 まだ目覚めたばかり
 まもなくしらかばも新芽を吹き、
 たよりない萌黄色からしっかりした緑色に
 変身していくことでしょう。

 みずばしょうは、GWから5月中旬まで
 楽しめます。
 ぜひ1度訪れてみてください。

               Photo.2002.4.20.