下呂の桜

 日本の三名泉、下呂温泉の近くにここ数年で、温泉街あげての徹底PRが功を奏し
急に脚光をあびるようになった桜があります。
和佐区にある”苗代桜”です。
ライトアップされた2本の巨木が水面に映え、その幻想的な美しさが人気の秘密。
今年は18日までと聞き、急きょでかけました。

尾張地方の桜はもうピークをすぎ桜前線もどんどん北上してきました。
国道41号飛騨川をさかのぼると、金山あたりの桜が満開状態。

山々も新芽が出始めカラフルになってきました。
苗代(なわしろ)桜は、中原大橋を渡って1.8Km先の
山すそにはえています。


ひときわ大きな桜で案内がなくても「あれかな?」と
すぐわかります。
樹齢約400年
高さ30mと25mの巨木で、別名暦桜

里人がこの樹の開花をまって、なわしろ(稲の苗をつくるための田んぼ)の準備を始めたところからきています。


水をはった田んぼに写るその姿はとてもきれいです。

場所を確認し、昼間の風景をカメラに収めたら
もう少し北上し温泉にはいってから、夜もう一度訪れることにしました。


飛騨川の川面は、新芽を吹き出したやまを写し、道端の桜も満開。

下呂の温泉街を越えると、こいのぼりが百匹も
いるんでしょうか
春風に気持ちよさそうに泳いでいました。
小坂から鈴蘭高原の方にむかいます。
道の駅のはなももはまだつぼみ。
さくらもまだつぼみ。

鈴蘭高原からは、右に御岳山、左に乗鞍岳
乗鞍岳方面は、どんよりかすんでいました。

スキー場は、まだ雪が・・
でも日当たりの良い斜面では、”ふきのとう”が
顔を出し、春の気配を感じます。
国道41号にもどって帰り道、上呂付近で川の対岸に
偶然おおきなしだれ桜をみつけ、Uターンし確認にむかいました。


土手にはえた大きな木で、ドーム状におおいかぶさるように枝をのばしていました。


これは、素晴らしい!!!
下の民家にライトアップの用意がしてあるので期待して待つことにしました。

だんだん暗くなって、上弦の月が夜桜を演出します。


まもなくライトアップされると、その姿がやみにうかびあがります。
こんな立派なさくらなのに、名前もついてないみたい・・・・・


再び苗代桜会場。

やきとりの香ばしい香、食欲をそそります。





いよいよメインの夜桜を見物に・・・・


幻想的なシンメトリー・・・・・・!!!!!!!!!。


風がふいてもダメ
雨が降ってもダメ
花の開花期間は短い。


そんなすべての条件がそろって、桜見物ができたこと
すごく運が良かったと思います。






今年のライトアップは終わってしまいましたが、この写真を見てきれいだと思った人、ぜひ来年お出かけください。


上呂のさくらもはっきりと場所の案内ができませんが、
ぜひさがしあててください。
感激すること保障します。

家に帰ってパンフレット等を見ますと位置的にみて、
”四美のしだれざくら”ではないかと思いますがよくわかりません、どなたか知っていらっしゃる方教えてください。
撮影 2004年4月17日