中馬のおひなさん


かつて、塩の道としてさかえた、中馬街道。
江戸時代、街道の三州足助の宿場町として、多くの商人が集まる、商業町として重要な役割をはたしてきました。
かつて伊那谷方面で使われた、塩のほとんどは、”足助塩”として足助町の塩問屋から送り出されたもの
だったそうです。
香嵐渓の紅葉は有名ですね。かめきち君でも”かたくりの花”をご紹介しましたが、この度はもうひとつ
すばらしいイベントを、ご紹介します。
「中馬のおひなさん」です。


足助川にそった、旧町並みで開催される
このイベントは、町をあげて商家、民家所蔵の
おひなさまを一般に、展示解放していただけるもので、
町中”おひなさま”一色!
永く続けていただきたい、すばらしい行事です。
今年は115件の家々が参加いただけたとのことです。
まず足助町公民館でマップをいただきます。
公民館に一歩足をふみいれると、真っ赤な毛氈に
飾られた、昭和初期のおひなさんが迎えてくれます。
段飾りあり、御殿つきのものあり
まだ冬の気配が濃厚の外の山里の風景とうらはらに、
鮮やかな春の雰囲気に充ちています。

   公民館を後にして足助川を渡ります。
   春まだ浅い山里の風景です。
陶芸作家の陶器の自作おひなさん。
店先のおひなさん。






新町郷蔵(足助祭りの山車(部品)が入っている蔵)
に展示された、おひなさん。
大正後期のものです。



やなぎの枝にもちをつけた”花もち”
縁起物で、門先にかざります。


おばあちゃんの手作り・・・
酒屋さんの店先にも・・・
本屋さんの棚の上にも・・・
お菓子やさんの店先にも・・・
私の好きな、足助らしい風景、マンリン小路
ここの風景は、やはりモノトーンが似合いますネ!
今年の目玉 
150年前(江戸末期)のおひなさん
4代にわたって、たいせつに保管されていたものです。

本町区民館は、三河土人形が展示されていました。

三河土人形
それぞれの時代を反映して、加藤清正、乃木大将、福助、翁、etc・・・
その素朴な味わいに思わず見とれて・・・・

中馬館です
金庫室の中のおひなさんがユニーク!
お稲荷さんの鳥居が見えてくると終点近し!
ZiZI工房のフランクフルトGOOD
三河御幣餅GOOD
つけものやさんで試食でもらった!”いもきりぼし”の
素朴でなつかしい味。3枚も食べてしまいました。
2003年の中馬のおひなさんは、2月8日から3月4日まで開催されます。
山里の風物詩、ぜひおたずね下さい。
きっと感激していただけると、思います。
撮影2003年2月8日