飛騨古川に200年以上前から続く伝統行事「三寺まいり」
明治時代、このおまいりが若い男女が知り合うきっかけとなったことから、「縁結びがかなうおまいり」として広く知られるようになりました。
「円光寺」「本光寺」「真宗寺」の三寺におまいりし、中心部の瀬戸川にろうそくをたて、良縁を願う行事です。

何年も前から、ぜひ行ってみたいと思っていたのですが、やっと実現しました。
天気予報は、昼から小雨・・・・
出かけるか否か悩んだ末、思い切って出かけることにしました。

飛騨古川についたのは、PM15時。
途中、高速道路では、ひるがの高原あたり、雪だったので
雨が雪にかわってくれる事を願ったのですが・・・・・・

予報どおり雨
残念!


古川駅のこの風景は何度見ても、旅情をそそられます。
なぜでしょうね?
特に変わったところもなく、どこにでもあるような田舎町のプラットホームなのに・・・・

昭和のレトロ感漂う、駅舎を後に、街中へ出かけます。


目抜き通りには、高さ2mの巨大な雪のろうそくが、十字型に立ち並んでいます。
まずは、駅に一番近い円光寺から、参拝しましょう。








円光寺の横を流れる瀬戸川に、ろうそくが立ち並びます。
ここが千本ろうそくのメイン会場となります。






2寺目は真宗寺、赤い橋のたもとにあります。
快くモデルになって頂けたお姉さんに、良いご縁がありますように・・・・・・!
そして、3寺目、本光寺
PM14:30 お祭り広場にて点灯式。三寺まいりの開始をつげます。
まだ雨はやみません。
シンボルの大ろうそくに火が灯りました。
いよしよ三寺参りのイベントの始まりです。
軽トラで大ろうそくの灯を路上のろうそくへと配っていきます
薄暗くなってきました。
円光寺境内にて、おまいりを済ませたモデルさん達が出てくるのを待ちます。
一気に気温が下がってきました。
さぶ〜・・・・・・・
全員そろって円光寺でおまいり
ちなみに、モデルさんは一般公募で募集した方々だそうです。
そして、瀬戸川べりにはろうそくが、一本また一本。
かめきちも、一本奉納してきました。
いまさら良縁?
いえ、子供たちの良縁を願って・・・・・



白いろうそくは願いをこめて、赤いろうそくは願いが成就したお礼参りとして、火を灯します。
千の想いが炎となって、瀬戸川をやさしく照らします。
祈願成就を願い、瀬戸川を静かにとうろうが流れます。
川面をゆらめくとうろうの明かりが、千本ろうそくの炎と重なって
幻想的な世界を創り出します。




時刻も7時30分
寒くなってきたので、そろそろ帰りましょ・・・・・
行きたいと思いつつ、何年も行けなかった、三寺まいり
気になった雨も、千本ろうそくが始まるとまもなく、やんでくれて三寺まいりの行事を満喫できました。
雨が雪であれば、ロケーションは最高だったのに・・・・・
それだけが、心残り・・・・・・

寒さをわすれて、200年以上続く飛騨の山里の伝統行事を、楽しむことができました。、

ぜひ又、友人・家族をさそって来年も来たいと思いつつ、古川を後にしました。
撮影 平成31年01月15日