曽爾高原のすすき

 奈良県の曽爾(そに)高原へ行ってきました。

以前から風にゆれるすすきの草原を、撮ってみたいと思いつつも、毎年この時期はいそがしくてその機会をのがしてきました。
この日も朝用事をすませ、天気も良さそうだし思い出したのが吉日とばかりに、11時ごろから出かけました。

ところが・・・・・・・・・・
東名阪、上野ICから名張経由で快適に走行中、あと12〜13kmといったところ青連寺湖近辺で小さなかんばんが・・・・・
「がけ崩れのため名張ー曽爾線通行止め」
ナヌ!・・・ナビでも道路情報でもそんな情報なかったゾ!!!
それとも、見落とし?・・・・・アチャー


おかげで1時間近くも大回りを余儀なくされてしまいました。




3時近く、やっと曽爾村到着。
村へ入って最初に迎えてくれたのが、野焼の煙

山をバックにのぼる白煙はなんとなく
田舎情緒を感じさせてくれますね



まもなく、兜岳と鎧岳が姿をみせます。

兜岳・鎧岳
柱状節理の直角に立ったむき出しの岩肌が荒々しく
魅力的な姿をしています。
とても興味をそそられるますが・・・・・
今日は遅れをとっているので、一路曽爾高原へ
こんな時間でも一番上の駐車場へ止めることができました。
お地蔵さまへお参りして・・・・・
坂道をのぼると

そこは・・・




かぜにゆれる爽やかな草原・・・・


青い空に飛行機雲が一筋

すすきの小道を歩きます。
気持ちいぃ〜

ちょっとまだ、すすきが若いかな・・という感じ・・

一面の銀色の穂の海
逆光にきらきらかがやいてきれいです!!!
あまりにも風景に溶け込んで、さまになっていたカップル。後ろから一枚いただいちゃいました、ゴメンなさい


そよそよと風になびく銀色の穂


時間がゆっくりと、というか・・・・・まったりと、いうか・・・・・

とにかくスローに感じるのです。
少し山へのぼってみましょう
少し登ってふりかえると
眼下に視界が一気にひらけます。
水源地である、お亀池は左側の少し窪んだ所です。
今はすっかり湿原化しています。

うひょ〜。
下から涼風が吹きあげてきます。
少し汗ばんだTシャツが一気に冷たくなってきます。




ふと時計に目をやると
ええっ・・・もう5時近くに・・・
残念!少し遊びすぎた・・・上までいこうかどうしようか?

結局すすきの原っぱへもどって日没をまつことにします。
未練は残れど、一枚とって下へおりましょう。



少しの時間のちがいで随分雰囲気がちがってきました。
どこで撮ろうか?
あっちの少し小高いところにしよう・・
飛行機の通り道なのか旅客機が何機も頭上を通過していきます。

残念ながら、太陽は雲の中へはいってしまい夕焼けにはならず、期待していた金色に照らし出されたすすきの姿は撮れなかったです。
ほんのちょっぴり赤くなった姿しかとれなくて不満ですが、しかたがありません。



秋の日はつるべ落とし、一気に日が暮れて
灯篭の灯でお亀池のまわりをつつむ、「曽爾高原山灯り」の
あんどんの灯が点灯し、またちがった雰囲気になっています。


薄暗がりに三日月とは、またよく似合うロケーションですね。


出発が遅かったところへ、通行止めで大回り、山へも登れず、しかも夕方になってから雲が出たため目的の夕焼けは見れず、
充電不足でバッテリーはオーバーするはと、(日が暮れてからの写真はケータイで撮りました)
さんざんだったけれど、それなりに堪能できました。
ただ、やっぱり欲求不満は残るのでぜひ又リベンジしたいと思いつつ帰途につきました。
11月になると日の入りがもっと左のほうへ行きもっと赤くなるとの情報を聞き、次のリベンジは紅葉も終わったころかな・・・なんて。


撮影2008年10月4日