今年の中部地方の大きな花火大会はどこも雨にたたられ、さんざんだったようです。
先回感激した諏訪湖の花火に、それも面白い花火が見られるということで、新作花火大会にぜひ一度行きたいとずっと思っていました。



木曜日までは長野県中部地方は降水確率40%
なんとなく、あやしかったけれど金曜日には20%
それではとばかりいに、朝一で家の用事をすませ、いざ諏訪へ

今回の見物場所は立石公園
諏訪湖を一望できるスポットなので人気が高く、車が置けるかな?
と心配しつつ、14時ころ到着。
案の定、公園は満杯状態、その一段上に駐車スペースを確保
見物場所もまだ良い場所が残っていました。
ラッキー!



日陰のすずしい場所もあり
これは良いところを見つけた!


三脚に止まった、あかとんぼが初秋の気配を感じさせます。




15:20:
湖面はまだまだ照り返しでギンギラギン
それでも、真夏の太陽とは少しちがいます。



パンパンパン
空砲の煙があがります。

風向きは・・・・ほとんど無風状態・・・
わずかに左から右かな?
17:30:


陽がかたむきはじめ湖面が赤く染まりはじめます。
下の方に雲があったため、残念ながらこれ以上湖面が金色に染まることはありませんでした。



18:57:

開始3分前すっかり暗くなり
大会の開始を待ちます



地元のFM放送のスイッチを入れます

カウントダウンがはじまり・・・・

3・・・・2・・・・1・・・・0・・・・



いよいよ花火大会開始。



この花火はじつはハート型なのですが・・・
バチ・バチ・バチと好き勝手な方向に飛び出す花火は面白い
軌跡を残します。

大輪もいいけれど小花も、マジにかわいい・・・・


オレンジ色の地味な花火だなぁと思ったけれど、アップで撮ると結構ど・はで・・

野に咲く小花のイメージ? これもかわいい・・・
子供の髪に髪飾り?
ドーン
重低音が腹に響きます。
ワンテンポずれて、山からこだまが、ドーン



大輪の菊
小菊
可憐な野の花


さすがに新作発表会、かわった花火が多いです。



大輪の花が咲いた時ばかりじゃなく消え際も、独特の哀愁があってとっても好きなシーンのひとつです。

華やかさはやはり連発
思わず見とれてしまって、露光オーバー続出。
何度も失敗しているくせに、学習能力のなさに後からいつも後悔しています。
・・・なさけない!・・・・
そろそろ、あきてきました?
それではフィナーレ、諏訪湖名物 KISS OF FIRE

両サイドから少しずつ近づいてきて・・・やがて・・・KISS


あちこちからの拍手がまきおこり・・・・花火大会終了
スターマインで終わる、いつもの花火と一味も二味もちがった感激のフィナーレでした。







新作花火の競技会ということもあって変わったのも多く、小さな花が開きながら昇っていって最後に大輪がドーン。
これはまだ予想がつくのですが、大輪の後の2段目に勝負の見せ場をもってきている花火師も多く、ドーーンときた後に
しばらく間をおいて、小花が開きバチバチバチ・・・・。

見ているだけの時は、ドーンときたあとの一呼吸おいた後のバチバチは感激ものですが・・・・・・・じつは、カメラマン泣かせ・・・
終わったと思ってシャッターを閉じたとたんにバチバチ・・・・・あちゃ〜・・・・・
きっと、どのカメラマンも経験しているでしょうね。  しまった!とあちこちから思わず声がもれます。
そんな時に限って、変わった花火だったりして・・・

このくやしさと、それを捕らえたときの満足感、この泣き笑いが花火撮影の楽しみでもあるんですよね。

夏の大会はとんでもなく込み合います。この大会は30万の人出といいますが、比較的すいていて見やすいいです。
場所も文字どおり高見の見物で目の高さに開くので、首が楽です。
玉数が少なくちょっぴり物足りなさも感じますが、そこは変わった花火ということで相殺して、来年出かけてみてはいかがですか?


撮影2009年09月05日