高ボッチ高原の草競馬



 うだるような暑さの下界を離れ、涼しい所へ逃避行といえば、やはり信州。
高ボッチ高原は、塩尻ICからわずか30分程度で到着する、平坦な高原牧場です。
ここ高ボッチ高原が年に一回にぎわう時・・・・
それは有名になった観光草競馬。
毎年8月第一土曜日に開催され、日本全国から100頭近い競走馬やポニーが集まり、好レース、珍レース、
迷レースを展開します。
この大会は1600mをこえる、日本一標高が高い所で開催される草競馬として有名で、
昭和27年からつづいているとのことです。




一生懸命早く出たつもりだったのですが、到着したのが
8時半すぎ
近くの駐車場はすでに満車で、
一番上の第2駐車場へまわされます。

高ボッチ山山頂まで500m
ここからは諏訪湖が一望でき天気が良ければ南アルプスや富士山まで望める展望台があります。


とりあえず、後回しとして、自然保護センター横から
競馬場をめざします。
大きなバラボラアンテナは、ドコモの無線中継所。
塩尻、松本方面での私の携帯電話は、ここでお世話になっているんですねぇ。

突然開けた牧場風景。
夏雲が広がっていきます。
今日も暑くなるのかなぁ


雲がどんどん上がっていきます。
北アルプスの山々も雲のなか・・・・・・
のどかですよね
この風景は!

ここだけで、時間がすぎてしまいます。
今日の目的は、草競馬、草競馬・・・・・・


それにしても
どこかの、ハウスのコマーシャルではないですが、
草のにおいのするカーペットとは、
きっとこんな感じなんでしょうね


なんと心地よい気分にさせてくれるんでしょう・・・・

とにかく先をいそぎましょう。


牧場から、草競馬場がよく見えます。
もう走っている・・・・
急げ!急げ!

落葉松林の熊笹の上が観客席。
ファンファーレが鳴り響きます。


第4コーナーに陣地をかまえます。
くまざさをふみわけ前へ、前へ・・・・。
特等席なのになぜあいている?
実は日陰がなく、直射日光がもろでした。
手が届く距離に、馬がいます。
騎手とも声がかけ合えます。
馬の鼻息も聞こえます。


まもなく予選のスタート
ファンファーレが鳴り響きます。。
さすがに、サラブレッドは迫力あります。
柵から顔を出しかぶりつきから見ていると、蹴り上げた、土の塊が頭上から降ってきます。
お次はポニーの登場。
子供の騎手から大人まで・・・・・少しガスってきました。  
”ポニーが走ると天気が良くなる。”とアナウンス。ぜひぜひそうなってほしい・・・・・・・・・・・・
それにしても、大人がのると重そうでポニーがかわいそう・・・・
会場を少し歩いてみることにします。
本部席裏には、出番を待つ馬が待機。
先ほど走ったポニーもいます。
ゴール前の直線では、さすがに込み合っています。




模擬店ではさすがぶどうの産地塩尻
ワインとぶどうジュース。




ワインとジュースを買って席にもどります。
生のぶどうの香が生きていました。





馬場の方は、ちびっこレース
未来の武豊?がポニーにまたがって・・・・・



タンデムもありです。



一周400mのダートをつきそいもいっしょに走ります。


がんばれ!がんばれ!の声援は、馬に?騎手に?
それとも親に・・・・・。
こちらは、競歩のレース
走ってしまったら失格。
ぱかぱかと優雅です。

お昼休みのアトラクション
馬車に乗って馬場を一周できます。


ポニー乗馬体験もできます。
ちびっこたちもはじめはおっかなびっくり。
でも一度またがってしまうといつまでものりたそう・・・。
お昼にしましょう。
高ボッチ名産コロッケとおやき
そして地ビール。
あちこちで、バーベキューで盛り上がり。
次回来るときはこれにしよう・・・・
それにしてもおいしそう・・・・・・・。
アトラクションはつづきます。
人とポニーの対抗レース。

まずは人が先行にげきり。
後からポニーが猛烈にさしてきます。
さて勝敗は?????。

お昼からは決勝戦
スローシャッターに挑戦してみました。
置きピンと流し撮り
どちらがスピード感ありますか?

いかがですか?
結構迫力あるでしょ
2000mダート。
5周するんですよ。
じつは、この写真を撮る直前に、はげしいスコール状の雨にみまわれ、ぐしょぬれとなってしまいました。

かめきちもこの22レースのみ勝ち馬投票に参加していましたので、思わず力がはいりました。いけ!いけ!!!!。
結果は?
GETしましたよ!。賞品のワイン!。





突然の雨にやられて、さんざんだったけれど、面白い経験ができました。
目の前を走り抜ける競走馬の迫力は満点。
観客と馬との一体感も、整備された競馬場では味わえません。

駐車場へもどり山頂へ・・・と思ったのですが
雨でぐしょぐしょなのと、昼からのガスで下界は真っ白。
南アルプスも北アルプスも、諏訪湖さえも望めそうにありません。
次回の楽しみにとっておくことにしました。

ところで高ボッチって変わった名前ですよね。
だいだらぼっちが、腰をかけて一休みした為にできた、高原のくぼ地ですって・・・・・・。

夏休みの一日、大勢でおとずれるととても楽しい所かと思います。

撮影 2005年8月6日