今年の紅葉前線は例年より早いようです。
なかなか大好きな信州へも出かけられず、このままでは山の紅葉が終わってしまうということで、何年ぶりかにビーナスラインを
走ってみることにしました。
残念ながらお天気は曇り、残念ながら青空が全く見えません。


下諏訪から霧ケ峰へ向かうコース
9月初めに花火大会を見た、立石公園から少しのぼるだけで
紅葉前線はここまで降りてきています。

これは、霧ケ峰はもうたぶん遅いなと思いつつ車を進めます。



落葉松も白樺もその葉を秋色に染めています。
まもなく霧ケ峰

まわりのすすきは、もう穂だってしまって葉も枯草色
何の花か綿毛も急激に寒くなったせいか、ドライフラワー状態。
霧ケ峰の大駐車場では
やぎ君がだれにもかまってもらえず、さみしそう

車から降りると、ブルル・・・
ジャンバーを着ないととても外へ出られません。






少し歩こうかと思ったけれど、ヤメヤメ・・・
車で、池のくるみの方へ行ってみましょう。

このあたりは、大草原で初夏にはニッコウキスゲが
一面に咲くところ
ぶるる

ちょっとさみしい風景だから先を急ぎましょう

白樺湖が見える定番スポットも今日はスルーしてと・・・








蓼科山の下にはかすみがかかってちょっといい感じ



別荘地の所でちょっと車を止め、散歩道へ

サクッ・サクッ・サク

足の下で真新しい枯葉を踏む音がリズミカルに響きます。

サクッ・サクッ・サク ♪ 
いったいいつ蓼科湖へつくんでしょう
またまた数百m行って原色の紅葉を見つけて、またまたSTOP!
このもみじだけ、異常にまっかっか!


脇にはもう間もなくやってくる冬にそなえて、4輪駆動車の前に
雪かき器を取り付けた、特製クルーザー
この奥に滝と散策道があるのですが、まず目的地蓼科湖へ
いってからにしましょう・・



やっと蓼科湖到着
湖面は静かで映り込みもきれい・・・
空が青くないのが残念ですが、しかたがありません。
ボート乗り場の横のゴーカート場

奥の方のもみじが真っ赤みたい
池をぐるっと一周してみましょう

なんなんだ!この赤さは!!!!!
さっき見つけたゴーカート場奥のもみじ・・・・・・
まさに原色のあか


き・きれいすぎる !!!!!



対岸のほうへも行ってみましょう

少し風が出てきたみたい
湖面にはかもが数匹


原色の世界を堪能した後に、
こんなちょっと寂しくなった木の葉っぱをみると、
秋の華やかさと寂しさは、背中あわせだなぁと感じます。







ゆっくり遊びながらまわったので小さな池なのに1時間以上
経過してしまいました。


先ほど後まわしにした、滝の湯川の遊歩道


又また落ち葉をかさつかせて、降りていきます。
カサッ♪カサッ♪





まもなく川の流れのせせらぎが聞こえてきて



周りには石を抱え込んだ巨木が右に左に・・





苔がふわふわで、なかなか情緒があります。


足元は木の根ごつごつした道
おっとっと
つまづいた、すべった・・・
あぶねぇあぶねぇ!


そして大滝
静かです、聞こえるのは水の音だけ
水の流れる音には癒しのメロディーが含まれているって
本当ですね


石の上にすわって・・・・・ボーッと・・・・・・頭の中を、真っ白にして・・











何分時間がたったでしょう?
いいじゃないですか、こんな何もしない無駄な時間を使ったって♪

寒くなってきたので、そろそろ上へあがりましょう
ここからは結構急な上り坂

滝の上から下をながめると、渕が碧い
身を乗り出すとすいこまれそう・・
あぶねぇ、あぶねぇ・・・・・・・すべりおちたら、くれよんしんちゃんの作者になってしまう・・・


体が冷えたり、えっちらおっちら歩いて汗をかいたりしたので
この上のホテルで日帰り入浴OKとなっているので
露天風呂に入ってかえりましょ・・



まだ時間が早く貸切状態の露天風呂でゆっくりできました。



ふぅ〜


何度も秋の蓼科は来たことがあるのに、こんな真っ赤な紅葉に巡り合えたのははじめてでした。
大滝の散歩道も普通に歩けば、15分〜20分程度の道のりです。
また一味違った観光地蓼科らしからぬ蓼科が味わえるかと思います。
ぜひいちど歩いてみてください。

撮影2009年10月24日