栂池自然園
長野県、小谷村の白馬乗鞍岳の山腹、標高1800m〜2100m地点に、無垢の大自然とふれあえる
そんな自然園が整備されています。

自然園へのアプローチは、自然にたいしてはちょっぴりわがままなマイカーを、ふもとの親の原パーキング
へ止めて、ゴンドラに乗って始まります。
ゴンドラ&ロープウェイ料金
大人(往復) 3000円
   (片道) 1750円
子供(往復) 1500円
   (片道)   850円  
みるみる開けていく風景を見ながら空中散歩を
楽しむこと、20分。
ゴンドラは、栂の森に到着。
コメツガ、オオシラビソの樹林の間を、抜けて
ロープウェイ乗り場へと、足をはこばせます。
所要時間約 6分で、自然園駅に到着します。
自然園への入り口は、ここ栂池ビジターセンター
から。
ヨーロッパのヒュッテをおもわせる建物のなかに
入ると、展示室には、標本や地形模型などがあり
ビデオで、写真で、これからふれあう自然の予備
知識をつけてから、スタートします。
栂池自然園入場料

一般  300円
子供  250円
ここ栂池自然園は、日本でも有数の高層湿原で
ほかに類を見ないほどの、多種な高山植物の宝庫
です。
一周約6Kmの木道が敷かれており、四季折々の
高山植物や雄大な白馬連峰をながめながらゆっくり
歩けば3時間〜3時間半程で一周できます。
写真左方の山の白く見える部分は、白馬の雪渓です。
1860mの水芭蕉湿原です。
雪解けの始まる6月中旬頃は、
このあたり、右も左も水芭蕉の
群生、群生。
7月下旬の今では、木道左の
ように、大きな葉っぱに成長して
います。
植物図鑑を見ながら、これは、ヒオウギアヤメ、これは、チングルマ、などとやっていると、なかなか前へ、
進めません。
次に登場するのは、ワタスゲ。
志賀高原などでは、6月に咲くのに、ここ栂池では、1ヶ月遅れの7月がシーズンです。
純白の綿毛が風にそよぐ様は、愛らしく
又、足が止まってしまいました。
順路がだんだん上り坂になって
くると、風穴があります。
中に雪が残っていて、つららも
ありました。
頭を突っ込むと、まさにスポット
クーラー。
冷たい風が吹き出してきます。
風穴をすぎると次の湿原は、ワタスゲ湿原
1860mです。


ワタスゲ湿原を抜けると、楠川に出ます。
ここでほぼ3分の一地点。
澄んだ雪解けの水で氷つきそうに冷たい
水です。
このあと、本格的な登山道っぽくなってきて、浮島湿原、
モウセン池、展望湿原、と回ってくるとフルコースなのですが、
子供連れのため、残念ながらここで断念。

一番奥の展望湿原までいくと、白馬大雪渓が、目前にみえます。
ここから先へ行く人は、靴も考えた方が良いようです。
栂池自然園をおとずれるのは、6月中旬の雪解けの始まる水芭蕉の時期。
7月・8月は、花の種類がいちばん多い時期。
9月下旬には、自然園一帯が、緑から”草紅葉”とよばれる黄金色に変わり、ナナカマドやダケカンバなどの
樹木は、夕日のような紅色や黄色に色づく時期。
この3シーズンが良いようです。
あし
中央高速道、豊科インター下車 R148を白馬・糸魚川方面へ仁科3湖・白馬をすぎ信濃森上近辺から
標識にしたがって、栂池高原スキー場方面へ左折。
スキー場の駐車場へ車を停めゴンドラ乗車。

所要時間  3時間30分 (春日井〜親の原駐車場) ゴンドラ 20分  徒歩5分 ロープウェイ 6分