美ヶ原




 
8月のこえをきくと、高原は、もう秋の気配がただよいはじめます。
下界では、せみの声がなりひびき、連日30℃を越える真夏日でも、2000mの高原の世界は、空一面
赤とんぼの世界。
草原の花々も真夏の、ニッコウキスゲ、ヤナギランからマツムシソウへとバトンタッチしていきます。

朝、突然思い立ち、(毎度のことですが)高原へとでかけます。
中央高速、長野道と車を進め2時間強、松本方面からビーナスラインへ、昨年までは千数百円かかった
このラインも、無料解放。うれしいですネ!。
山本小屋へ車を止め、美しの塔までじゃり道を500m
まわりは、一面の草原。
6月には、きっとオレンジの花で満開だったであろう
レンゲツツジのしげみの向こう、牛くん達がのんびり
牧草をたべていました。

赤とんぼの群れ、見えますか?
じつにのどかな、高原風景でしょう・・・


透き通った音色の鐘が、高原に鳴り響きます。
日本一美しいといわれている、この美ヶ原高原を
飾る花たちです。



王が頭へつづく道
高原牧場の風景がつづきます。
が、今日は時間の都合でカット、山本小屋へ引き返し
高原美術館へ
高原美術館横の今年お目見えしたばかりの
風力発電のプロペラ。
今日は風がほとんどない為ため、
ゆっくりゆっくり回っていました。

広大な草原の中に、レイアウトされた、現代調の巨大な彫刻たち。
360°の雄大なアルプスの山々を八ヶ岳連邦を、バックにした屋外美術館は、自然とも不思議に調和し、
そのユニークさといい、スケールといい、一見の価値ありと、思います。
今回は、パターンを変えて、マルチビジョン風にレイアウトしてみました。

いかがでしたか?
もっともっと作品をご紹介したいのですが、・・・・このへんにしておきます。

信州の大自然をバックに、天気によって、又季節によって、その表情を変えるであろう多くの作品に、子供達も大満足。
青い山脈を遠くに見ながら、澄んだ空気を吸って、高山植物やちょうちょやトンボを観察しながら、芸術も鑑賞できる。
なんとぜいたくな、美術館なんでしょう・・・・。
行ったことのある人は、きっと又行きたくなる、行ったことのない人はぜひぜひお薦めのスポットです。

撮影2003年8月4日