宇津江の四十八滝   (せせらぎ街道経由)
飛騨路の秋。
どこを見ても絵になる。
そんな高山周辺で、滝をみながら紅葉をたのしむ事のできる、そんなスポットをご紹介します。
高山へのルートは、いろいろあれど、この時期のお薦めはやはり郡上八幡からの”せせらぎ街道”ルート。
今年は、例年より雪が早く、鮮やかさはいまいちでしたが、それでもすばらしい秋色を堪能できました。

まずは、せせらぎ街道からご案内します。
山里の錦模様をお楽しみいただければ
幸いです。
道の駅明宝”磨墨の里”近辺はまだまだ。
少し、色ずいてきたかなぁ・・  という程度。
こちらへ来ると、必ずおみやげに買って帰る、
おいしい豆腐屋さんをご紹介します。
明方とうふさんです。
こちらの”頑固とうふ”は最高!!
大豆の香りのするいわゆる昔ながらの味です。
ぜひぜひ、味わってください。
料金所をすぎ、トンネルを抜けると、
山は一気に秋色。

からまつの金色見事でしょう!
下からみあげる山もみじも最高!!

車を止めてばかりで、なかなか前へ進みません。


せせらぎの小道の散策路。
急激な寒さのせい?少し鮮やかさにかけるけれど
それでも、秋のムードいっぱい・・・



西ウレ峠にさしかかると突然の雪!

紅葉が残っているところへの雪
ラッキー!!!
即、車を止め、寒さもわすれ、デジカメ片手に
飛び出しました。

トレーナー、一枚で飛び出したため体も思いっきり
冷えてきました。
ウレ峠を後にして、高山方面へ下ると
先ほどの雪がうそのよう・・
薄日もさしてきました。
下りおわったところで一息。
以前ロッキーママさんご推奨の御幣餅。
やっと口にすることができました。
おいしかった!!
宿題の材料の名は”あぶらえ”とのことです。
”えごま”とよく似ているけれど別物とのことでした。


途中、すずなりの柿を田んぼの中に見つけ
あまりの見事さに思わずパチリ。

せせらぎ街道も終点近く、”おおくらの滝”近辺です。
今回はこちらはパスして宇津江へ向かいます。


まもなく、清美IC方面からきた道と、合流してせせらぎ街道にさようなら。


そして国道41号線を左折。
途中宮川沿いには里の紅葉、山の中腹の針葉樹の緑、
落葉樹の錦、そして山の上は雪化粧。
そんな風景が、みられました。




国府にはいるとまもなく、左折して宇津江の四十八滝に到着します。

標高1200mの滝上川を源とする四十八滝川の、急な谷あいに大小無数の滝を作り、苔むす大樹や岩の間を
ぬい、水煙をあげて落下する様をながめながら散策できるスポットです。


      やがて道は石畳へとかわっていきます。

小さな橋を渡って、せせらぎを聞きながら
どんどんのぼっていきます。

魚返滝から朝霧滝
平滝から函滝から上段滝と
数十メートルおきに次から次へと滝のオンパレード。



マイナスイオンたっぷりの、滝の音がきこえませんか?

滝めぐりを楽しみつつも、階段が急なため
そろそろ息があがってきました。




まもなく展望台。
運がよくそれまでなんとなく、どんよりしていた天気が
晴れ、遠くの山々に日がさして視界がひらけてきました。

遠くの山脈は北アルプスの穂高や中岳方面です。

ちょっと日がさすだけで、鮮やかさがちがいますネ!

さらに上をめざすと、ナヌ!熊に注意の立て札。

薄暗い針葉樹の林を抜けると滝の最上流です。


最上流にたち、水の旅立ちを見送ると共に
落ち葉を一枚流れの中に、入れてみました。
あっというまに流れに吸い込まれ見えなくなって
しまいました。


滝のスタート地点は、整備され公園のように
なっていました。


天候にめぐまれたのか、めぐまれなかったのか、よくわからない一日でしたが、
北国の冬を迎える前のドレスアップした晴れ姿を、充分、堪能できたそんな一日でした。
撮影 2002年11月2日