日本のお祭りの代表格でもある 「祇園祭」 
京都の夏は、コンチキチンのおはやしと共にはじまります。
毎年、なかなか訪れることができなかったけれど、今年は前々夜祭である宵々山の日に行くことができました。



PM16:00:

四条烏丸交差点、歩行天がはじまります
京都のど真ん中の交差点に人がどんどん集まりはじめました。



時間の都合で全部回ることはできませんが、少し急いでならんだ鉾を回ってみましょう。



四条通りを大宮方面へ
まず最初に現れたのは函谷鉾
函谷鉾(かんこぼこ)

鉾の名前は中国戦国時代の函谷関からつけられたそうです。
前懸は重要文化財となっています。


次は月鉾(つきぼこ)


祇園祭を代表する有名な鉾です

鉾頭にみかずきをつけ、真木の天王座には月読尊を祀り、屋根裏の草花図は円山応挙筆、左甚五郎作といわれる彫刻など、全てが豪華絢爛の鉾です。
コンチキチン・コンチキチン

祇園のおはやしが祭ムードをもりたてます。

お次は室町通りを上ってみることにしました。
縁日の屋台の間をぬって進みます。
ビルの谷間に鉾がみえます。  こちらは菊水鉾(きくすいぼこ) 
鉾頭には金色の菊の花がついています。
つづいては、霰天神山(あられてんじんやま)

永正年間、京都に大火があったとき急に霰がふり
猛火がたちどころに鎮火した。
その時霰とともに小さな天神像がおりてきて、祀ったのが山のおこり
だそうです。
こちらは南観音山です


どの山だったかちまきを1000円で買うと上がることができると
書いてありましたが、”ちまきにしてはずいぶん高いなぁ!”と思った
のですが、後からパンフレットを読むと、京都の粽(ちまき)は食べるためではなく、門口などにつるして翌年の祇園祭まで疾病災難除けととしてかざっておくものなんですって!
だんだん日がくれてきました。
再び四条通へもどります。

さきほどの月鉾のちょちんも浮かび上がってきました。


函谷鉾の祇園ばやし

コンチキチン・・コンチキチン・・
そして長刀鉾(なぎなたぼこ)

くじ取らずとして必ず巡航の先頭を行く鉾。

鉾頭にかざした宗近作のなぎなたは、
疾病邪悪をはらいながら進み、その刀先は
絶対に八坂神社と御所の方には向かない
ようになっています。
PM 20:00: 人もずいぶんふえてきました。

もっとたくさん見たいですが、宵々祭りもまだこれからなのに、
まもなく時間切れ・・

大宮方面へ人ごみに流されながら歩いて帰途につくことに
しました。

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昔の自由に歩くこともできない宵山のイメージからいったら、人出は少なかったような気がします。
時間的にも2時間ちょっとしか取れなかったけれど、”にっぽんのなつ”を満喫できました。
明日はもっともっと多くの人が訪れることでしょう。
疲れました・・・それにしても、京都の夏は・・・・あつ〜ぃ!


撮影 2011年7月14日